株式会社クロスデジタル 代表取締役・株式会社ブロックチェーンハブ Industry Analyst の増田 剛です。
CES 2019が1/9(水)〜12(土)にかけて米国ラスベガスで開催され、私も参加してきました。初CES参加、かつスタートアップの展示が集まるEureka Parkでの出展者として。
今回の参加者統計は未だ公開されていませんが(今春予定)、前回のCES 2018の統計では18万人以上が参加しており、今回も同規模でしょう。期間中、ラスベガスはCES一色、ライドシェア UberもLyftも、従来型Taxiも非常にビジーな状態に。
さて、今回の参加は上記の通り、出展者としてでした。事業開発を支援させていただいている、米国シリコンバレーの Yume Cloud Inc.の出展にご一緒しました。
Yume Cloud Inc.とは・・・
センサーテクノロジーと大規模ワイヤレス技術を使ったエンターテインメント向けIoTソリューション(GLOW)の開発を行なっています。独自開発のGLOW IoTモジュールは、各種センサー(マイクロフォン、加速度センサーなど)と無線機能を搭載。動きや音を検出し、光や色に変換、またデータの分析が可能です。誰もが数百個のGLOWモジュールを簡単にセッティング・操作が可能で、今までにない多様な表現や演出を可能にしました。持ち運びが容易であり、各種イベント、結婚式、レストラン、など様々なシーンでご利用いただけます。
Yume Cloud Inc.は 経産省/JETROが推進する J-Startupプログラムに採択され、これまでCESのみならず、SLUSH@ヘルシンキやSXSW@オースチンなど世界規模イベントに出展してきました。
今回 CES 2019では、Yume Cloud Inc.を含むJ-Startup採択企業6社に加えて選抜された16社の、合計22社がJ-Startupパビリオンで出展しました。
近年、Eureka Parkは国単位で纏まった出展スタイルが多くなっているらしく、会場入ってすぐに目に飛び込んでくるのは「La French Tech」軍団。
他にも、英国・イスラエル・ルクセンブルク・ギリシャ・韓国など。
日本は、経産省/JETRO主導の「J-Startup」と民間(クリエイティブビジョン・大広・フィラメント)主導の「Japan Tech」が離れたところにそれぞれパビリイオン/ブースを構えていたので、次回以降、合体するともっと日本として存在感を増せるのかな、という印象。今回別々になった背景には色々と事情があるようです・・・。
さておき、J-Startupパビリオンは会期を通じて、非常に多くの来場者を惹きつけたのではないかという印象です。パビリオンが位置したのは、スタートアップ関連展示場Eureka Park(Sands Expo会場1F)の奥端だったにも関わらず。理由としては想像するのは、J-Startupパビリオンの展示はその多くが既にコマーシャルステージにあるプロダクトを置いていたからなのではないかと思います。勿論、JETROメンバー各位の多大なる努力の賜物であることは言うまでもありませんが!
Eureka Parkのエントリー基準として、既にプロダクトがあるか、今後6ヶ月以内にプロダクトを出せる状態にある、という条件があるようですが、逆にいえば、CES時点ではまだコンセプトステージでもOKということ。実際に見渡してみると、どんなプロダクトなのか良く分からない展示も決して少なくありませんでした(見せるプロダクトがあるから良い、ないから悪いということではありません)。
また、気づき点として、J-Startupパビリオンを見にくる日本人来場者が多かったということ。感覚的に、パビリオンを訪れた人の3割くらいは日本人だったのでは、と。折角ラスベガスまで来たのに何故日本のブースなのか、と考えなくもないですが、一方で、ラスベガスだからこそ、CESをダシに、日本のセレクティブなものに、日本のセレクティブな人に出会える、ということもあるのかもしれません。
同じような話で、ビジネスだけでなく、CESをダシに、全米・全世界から友人知人が集まるという同窓会的な使い方もアリだと考えます。もちろん、ビジネスでやることはやるわけですが、そういった再会から新たに生まれる機会も十分にありそうですね。
Yume Cloud Inc.の「GLOW」にご興味がある方は是非ご連絡ください。